[レット マリア」上映委員会

2006 10 26 @ari

[レツドマリア」
監督 キョンスン/2011年/HD/ドキュメンタリー/98分/カラー/16:9/5.1ステレオ

Kyung Soon | 2011 | HD | 98min | Documentary | color | 16:9 | Dolby 5.1

Language : Korean, English, Japanese etc. / Subtitle : Korean, English

配給:シネマダル


あらすじ

韓国、日本、フィリピンにはさまざまな職業と歴史をもった多くの女性が暮らしている。この映画は、かのじょたちのなかでも家事労働者、セックスワーカー非正規労働者、移住労働者、「慰安婦」などと呼ばれてきた女性たちに焦点を当てている。カメラはかのじょたちの日常を追う。かのじょたちは互いに一度も会ったことはなく、その日常の姿はそれぞれ違って見える。しかしかのじょたちの生には、一つの共通点があり、それによって国境を越えてつながっている。かのじょたちの体と労働がその共通点である。一体なぜ、それぞれ違った労働が、こうまでも似たようなかたちで「からだ」につながっているのだろうか? この問いに対する答えを探っていくと、私たちはまた別の問いにぶつかる。社会の中で再生産されている一つのイデオロギーとしての「労働の意味」である。

制作にあたって(監督の言葉)

この映画は女性の身体と労働に関する物語である。グローバル資本主義のなかで、多くの女性が社会の周辺部に追いやられており、そこでかのじょたちは家事労働者、セックスワーカー非正規労働者、移住労働者などと呼ばれている。その時、身体は特別な意味をもつ。女性の身体は労働の手段あるいは商品そのものになる。しかし時にその身体は汚されていると見做され、そうすることで道徳的判断の対象となる。「レッドマリア」は最底辺でグローバル資本主義を支えているこの女性たちの身体の記録であり、ゆえに女性と労働の観点から「一生懸命働く」ことの社会的意味を問いかけている。



監督・キョンスン

1999年フィルム制作会社‘レッドスノーマン’設立。

『ダンディライアン』(99)、『パトリオットゲーム』(01)などマイノリティの視点を大切にした作品は高い評価を受けている。3年の年月をかけて制作された『ショッキングファミリー』(06)では、韓国社会の中で揺れ動く家族の在り方と、自立を求めて新しい価値観に挑戦する女たちの生き方を、自分の家族を素材に作品化した。

直近の作品として、済州島で海軍基地建設をめぐって揺れ動くカンジョン村を記録したオムニバス・ドキュメンタリー『Jam Docuカンジョン』(11)がある。

(日本語訳・監督プロフィール編集:Kim Wooja)


日本での上映足取り

★京都で9月22日ありやさんが上映 上述紹介文は下記サイトのコピー

http://amenic2011.cocolog-nifty.com/

★[レット マリア」上映委員会
連絡@  yhj01340@nify.com s.kunisawa
このブログ拠点に立ち上げました
いま20120 9東京の上映にむけ準備中
國澤は キチン246 高円寺ベジ食堂等で 東京撮影に立ち会い いちむらさんはじめ 知人の多くの映像が収録されているので 是非上映したい

いちむらみさこさん の 「かたりれん」の看板イラスト 撮影ari@



キョンスン監督と「レッド・マリア」について言及している『レイバーネット』の記事。

http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/knews/00_2012/1346680768377Staff



原文(チャムセサン)
http://www.newscham.net/news/view.php?board=news&from=&nid=67444